ミルクシスルとは?効果効能などの基本情報

ハーブ

ミルクシスル

学名

Silybum marianum

英名

Milk thistle

科名

キク科

使用部位

種子

花言葉

独立

忙しい人向け ステータス表

総合評価

項目スコア評価の理由
薬理活性★★★★★シリマリンによる肝細胞の保護・再生作用が極めて強力。
汎用性★★☆☆☆肝臓・胆嚢ケアに特化しており、料理等への応用は少ない。
安全性★★★★☆重篤な副作用は稀だが、キク科アレルギーや妊娠中は注意。
即効性★★☆☆☆肝機能や脂質代謝の数値改善には、数ヶ月の継続が必要。
入手性★★★★☆サプリメントとして非常に一般的で、入手しやすい。

固有効果

項目スコア評価の理由
肝臓の保護と再生★★★★★損傷した肝細胞を修復し、肝硬変や肝炎のケアを支える。
脂質代謝の改善★★★★☆悪玉コレステロールを下げ、善玉を改善するメタ解析結果。
抗酸化・抗炎症★★★★☆強力な抗酸化力で炎症性サイトカインの産生を抑制。
胆汁分泌の促進★★★★☆ドイツの伝統医学でも認められる胆汁機能の改善力。
抗アレルギー作用★★★☆☆免疫バランスに働きかけ、アレルギー症状を抑制。

評価スコアやランクについて…このステータス表は、専門機関のデータベース(厚生労働省eJIMや国立健康・栄養研究所など)の情報を基に、僕個人の使用感や視点を加えて作成したものです。効果の感じ方には個人差がありますので、あくまで目安としてお楽しみください。

主な効果・効能

肝臓の保護と再生
  • 傷ついた肝細胞を保護・再生する作用があり、肝硬変、アルコール性肝炎、脂肪肝、薬物性肝炎など、様々な肝臓の症状に用いられます。この作用は、古代ギリシャ時代から経験的に肝臓病の治療に用いられてきた歴史を、現代科学が裏付けた形と言えます。
脂質代謝の改善
  • 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者を対象とした研究のメタ解析において、ミルクシスルの有効成分シリマリンの投与により、総コレステロール、中性脂肪、LDL(悪玉)コレステロールが有意に低下し、HDL(善玉)コレステロールが改善することが示されました。
抗酸化・抗炎症作用
  • 主要成分シリマリンは強力な抗酸化作用に加え、NF-κBシグナル経路を介して炎症性サイトカインの産生を抑えることで、優れた抗炎症作用を発揮します。また、肝臓の線維化に関わる肝星細胞の活性化を抑制することも示唆されています。
胆汁分泌の促進
  • ドイツでは、ミルクシスルの種子から作られたハーブティーが、胆汁分泌の機能障害を改善する目的で伝統的に用いられています。
抗アレルギー作用
  • アレルギー症状を抑制する働きを持つことが報告されており、抗アレルギー作用を持つメディカルハーブとしても知られています。

カフェインの有無

  • カフェインは含まれていません。

服用法

  • 主にハーブティー、サプリメント、エキス剤として利用されます。その肝臓保護作用を活かし、二日酔い予防を目的として飲酒前に摂取されることもあります。

副作用

  • キク科の植物にアレルギーがある場合は使用を避ける必要があります。また、2型糖尿病患者の血糖値を下げる可能性が指摘されています。

安全性

  • 適切な使用においては安全とされていますが、妊娠中・授乳中の方、またキク科植物(ブタクサ、カモミールなど)にアレルギーのある方は、摂取を避けるか専門家にご相談ください。

相互作用

  • 医薬品との有害な相互作用が確認されていません。しかしこれは治療的な相互作用の可能性を否定するものではありません。実際に、アセトアミノフェン服用時にあらかじめ摂取することで肝障害を予防するといった、有益な薬力学的相互作用の活用例が報告されています。

その他

  • 葉の白いまだら模様が聖母マリアの乳がこぼれたように見えることから「ミルクシスル」や和名「マリアアザミ」と名付けられました。古代ギリシャ時代から肝臓の治療に用いられてきた歴史があり、日本へは江戸時代に観賞用として渡来しました。
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