ホーソン
セイヨウサンザシ
学名
Crataegus monogyna, Crataegus laevigata(類義語 Crataegus oxyacantha)
英名
hawthorn, English hawthorn
科名
バラ科
使用部位
果実、葉、花
花言葉
「希望」「喜び」
忙しい人向け ステータス表
総合評価
| 項目 | スコア | 評価の理由 |
| 薬理活性 | ★★★★☆ | フラボノイドやプロシアニジンによる穏やかな強心作用。 |
| 汎用性 | ★★★★☆ | ティー、ジャム、サプリ、生薬(山査子)と多方面で活用。 |
| 安全性 | ★★★★☆ | 長期利用も可能だが、強心剤等の医薬品服用者は要相談。 |
| 即効性 | ★★☆☆☆ | 心機能や循環器のケアには、数ヶ月単位の継続が基本。 |
| 入手性 | ★★★★☆ | ティーやサプリ、ドライフルーツとして入手しやすい。 |
固有効果
| 項目 | スコア | 評価の理由 |
| 心臓・循環器の保護 | ★★★★★ | 心筋の血行を促し、動悸や息切れ、血圧調整をサポート。 |
| 精神的リラックス | ★★★★☆ | ヒペロシドやビテキシンが不安を和らげ、安眠を助ける |
| 消化器系の調整 | ★★★★☆ | 山査子としての伝統もあり、胃もたれや消化不良に有効。 |
| 利尿・むくみ改善 | ★★★☆☆ | フラボノイドの働きで余分な水分を排出し巡りを整える。 |
| 抗酸化・美肌維持 | ★★★★☆ | カテキン等の抗酸化成分が生活習慣病予防や美肌に寄与。 |
※評価スコアやランクについて…このステータス表は、専門機関のデータベース(厚生労働省eJIMや国立健康・栄養研究所など)の情報を基に、僕個人の使用感や視点を加えて作成したものです。効果の感じ方には個人差がありますので、あくまで目安としてお楽しみください。
主な効果・効能
心臓および循環器系への働き
- ホーソンは穏やかな強心作用を持つとされ、特に心機能の低下に伴う動悸や息切れ、胸の圧迫感の緩和に用いられます。血液調整、血管弛緩、血小板凝集抑制、心筋の血行促進といった働きを通じて循環器系全体をサポートし、血圧を調整する効果も期待されます。
精神的なリラックス効果
- 含有成分であるヒペロシドには安眠をサポートする働きが、ビテキシンにはストレスを緩和する効果があるとされています。これらの成分が穏やかに神経系に作用し、不安感やイライラ、それに伴う不眠といった症状を和らげ、心身のリラックスを促します。また、不整脈や高血圧、低血圧などにも良い影響をもたらすといわれます。
消化器系への働き
- 健胃作用や消化促進作用も報告されており、胃腸の働きを整える目的で利用されることがあります。特に、近縁種の果実を完熟前に採取して作られる生薬「山査子(さんざし)」は、伝統的に消化不良や胃もたれのケアに用いられてきた歴史があります。
その他の働き
- 豊富に含まれるフラボノイド類には利尿作用があり、体内の余分な水分の排出を助け、むくみの解消に繋がります。また、カテキンやビタミン類がもたらす抗酸化作用は、体内の酸化を防ぎ、動脈硬化をはじめとする生活習慣病の予防や美肌維持に貢献することが期待されます。
カフェインの有無
- カフェインは含まれていません。
服用法
利用法は多岐にわたり、目的に応じて使い分けられます。
- 内服: ハーブティー、カプセル、錠剤として摂取するのが一般的です。
- 食品利用: 果実はジャム、シロップ、はちみつ漬け、薬用酒(ホーソン酒)などに加工できます。若葉はサラダとして生食も可能です。
- 外用: 抗菌作用のあるタンニンを含むため、煎じたティーを湿布として切り傷やかぶれに用いることもできます。
副作用
- 副作用は特に知られていませんが、まれにめまい、吐き気、消化器系の症状が起こる可能性が報告されています。
安全性
- 適切な使用において安全とされていますが、妊娠中・授乳中の安全性は確立されていません。また、心不全への効果については相反する研究結果があり、従来の治療法に上乗せして使用した近年の研究では、有効性が確認されなかったばかりか、一部で心不全の初期症状を悪化させた可能性が指摘されています。
相互作用
- 臨床的に意味のある相互作用は確認されていませんが、心臓病の治療薬など特定の医薬品との間では有害な相互作用を起こす可能性が指摘されています。薬を服用中の方は、使用前に必ず医師や薬剤師などの専門家に相談してください。
その他
- 5月に白やピンクの美しい花を咲かせることから「メイフラワー」という別名を持ちます。これは清教徒を乗せたメイフラワー号がアメリカに到着した際、この花が咲き誇っていたことに由来するとも言われ、マサチューセッツ州の州花にもなっています。古代ギリシャでは「希望」の象徴、中世ヨーロッパでは魔除けとして用いられるなど、古くから人々の暮らしと文化に深く関わってきました。

