ローズマリー
迷迭香(メイテツコウ)
学名
Salvia rosmarinus, Rosmarinus officinalis
英名
Rosemary
科名
シソ科(Labiatae,Lamiaceae)
使用部位
葉、枝
花言葉
「貞節」「静かな力強さ」「追憶」「あなたは私を蘇らせる」
忙しい人向け ステータス表
総合評価
| 項目 | スコア | 評価の理由 |
| 薬理活性 | ★★★★★ | ロスマリン酸等の強力な抗酸化力。 |
| 汎用性 | ★★★★★ | 料理、アロマ、エイジングケアに。 |
| 安全性 | ★★★☆☆ | 高血圧、妊娠中、てんかんの方は注意。 |
| 即効性 | ★★★★☆ | 香りでの集中力UPは即感性有。 |
| 入手性 | ★★★★★ | スーパーのスパイス売場にあることが多い。 |
固有効果
| 項目 | スコア | 評価の理由(一言) |
| 抗酸化・神経保護 | ★★★★★ | カルノシン酸等が細胞の酸化を防ぐ。 |
| 記憶・認知機能 | ★★★★☆ | 脳の血流を助け、パフォーマンス向上。 |
| ストレス軽減 | ★★★★☆ | 不安スコアを改善する研究報告有。 |
| AGEs産生抑制 | ★★★★☆ | 老化物質を抑える高い美容理論。 |
| 血行促進・調整 | ★★★☆☆ | 冷えや筋肉痛、筋温調整に〇。 |
| 特定疾患への期待 | ★★★☆☆ | アルツハイマーや後遺症ケアへの可能性。 |
※評価スコアやランクについて…このステータス表は、専門機関のデータベース(厚生労働省eJIMや国立健康・栄養研究所など)の情報を基に、僕個人の使用感や視点を加えて作成したものです。効果の感じ方には個人差がありますので、あくまで目安としてお楽しみください。
主な効果・効能
抗酸化・抗炎症・神経保護
- ローズマリーに含まれるカルノシン酸やロスマリン酸は強力な抗酸化作用を持ち、細胞の酸化ストレスを軽減します。また、これらの成分には抗炎症作用や、神経細胞を保護する効果も報告されています。
記憶力・認知機能のサポート
- 古くから「記憶のハーブ」として知られ、香りを嗅ぐことで記憶に関するパフォーマンスが向上したという研究結果があります。ローズマリーの成分が脳の血流改善をサポートし、認知機能に貢献する可能性が示唆されています。
ストレス軽減
- ローズマリー抽出物の摂取により、特性不安(慢性的な不安傾向)および状態不安(一時的な不安)のスコアが有意に改善されたという研究報告があり、ストレス軽減効果が期待されます。
終末糖化産物(AGEs)の産生抑制
- ローズマリー精油には、老化の一因とされる終末糖化産物(AGEs)の産生を抑制する効果が見いだされており、アンチエイジングへの活用が期待されます。
血行促進と筋温降下
- アロマセラピーでは血行促進効果があるとされ、冷え性や筋肉痛の緩和に活用されます。一方、ハーブティーとして摂取した後は、食事によって上昇した筋温を降下させる作用が確認されています。
特定の症状や疾患への可能性
- 含有成分であるカルノシン酸の作用機序から、アルツハイマー病、パーキンソン病、およびLong COVID(新型コロナウイルス後遺症)の予防や治療への有効性が期待されています。
カフェインの有無
カフェインは含まれていません。
服用法
- 内服:
- 料理での使用:肉料理(羊、鶏、豚肉)や魚料理の風味付け、臭み消しに葉や枝が広く使用されます。また、パン(フォカッチャなど)や焼き菓子に混ぜ込んで、その豊かな香りを楽しむこともできます。
- 飲料としての摂取:乾燥または生の葉を熱湯で3~5分蒸らし、ハーブティーとして飲用します。リラックス効果が期待されるほか、特有の爽やかな香りを楽しめます。
- 加工品としての利用:オリーブオイルに枝葉を漬け込み、ローズマリーオイルとして利用する方法があります。このオイルは、ドレッシングやマリネなどに最適で、手軽に料理の風味を高めることができます。
- 外用:
- アロマセラピー(芳香浴):精油(エッセンシャルオイル)をディフューザーなどで拡散させる乾式吸入法や、蒸気と共に吸入する湿式吸入法で利用されます。リラックス効果や集中力を高める目的で用いられます。
副作用
- ローズマリーには子宮の刺激および月経刺激作用があるため、妊産婦の使用は控えましょう。
- シソ科の植物に関するアレルギーがある方は、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
- ローズマリーティーには心臓に作用して血圧をあげる効果があるため、高血圧の人が飲む心臓や血管に負担をかける可能性があります。
安全性
- 健康な成人を対象とした試験において、ローズマリー抽出物を高用量で4週間毎日摂取しても、臨床的に問題となる有害事象や検査値の異常は観察されず、安全性が確認されています。
相互作用
- 抗がん剤との相互作用:抗がん剤や利尿薬との相性が悪い場合があります。
- 抗凝固剤:血液をサラサラにする薬を飲んでいる人が飲むとさらに出血リスクが高まる可能性があります。
その他
- 原産地と名称由来:地中海沿岸が原産です。「ローズマリー」という名前はラテン語の「ros marinus(海の露)」に由来し、海岸に自生し朝露に濡れた姿から名付けられたとされています。和名は「迷迭香(メイテツコウ)」です。
- 植物学的特徴:高さ1~2メートルに成長するシソ科の常緑低木です。針状の葉と青紫色の小さな花が特徴で、乾燥に強く日当たりの良い環境を好む強健な性質を持っています。
- 歴史的背景:その利用の歴史は古く、古代ギリシャでは学生が記憶力を高めるために冠として身につけ、古代エジプトでは防腐剤としてミイラ作りに使用されるなど、古くから薬用や儀式に深く関わってきました。

