イチョウとは?効果効能などの基本情報

ハーブ

イチョウ

銀杏(ギンナン、ギンキョウ)

学名

Ginkgo biloba

英名

Ginkgo, maidenhair tree

科名

イチョウ科(学名:Ginkgoaceae

使用部位

葉、種子

花言葉

「荘厳」「長寿」「鎮魂」

忙しい人向け ステータス表

総合評価

項目スコア評価の理由
薬理活性★★★★★規格エキスは医薬品に使われる実力。
汎用性★★☆☆☆主にサプリ等での摂取。料理には不向き。
安全性★★☆☆☆重要! 出血傾向や手術前、服用薬に注意。
即効性★☆☆☆☆脳循環や冷えの改善には数週間の継続。
入手性★★★★☆ネット以外にも、一部スーパーやドラッグストアでも入手可。

固有効果

項目スコア評価の理由
認知機能サポート★★★★★脳循環を助け、記憶やめまいに貢献。
全身の血行改善★★★★☆手足のしびれや冷えの改善に高い実績。
合併症の予防期待★★★★☆循環促進と抗酸化で生活習慣病をケア。
滋養強壮・その他★★★☆☆抗うつやアレルギー緩和など多才な力。

評価スコアやランクについて…このステータス表は、専門機関のデータベース(厚生労働省eJIMや国立健康・栄養研究所など)の情報を基に、僕個人の使用感や視点を加えて作成したものです。効果の感じ方には個人差がありますので、あくまで目安としてお楽しみください。

主な効果・効能

認知機能への作用
  • その有用性は1960年代からヨーロッパ(特にドイツやフランス)で盛んに研究され、規格化されたエキスは一部の国で医薬品として認可されています。記憶力の低下、めまい、耳鳴りなど脳循環不全に伴う機能障害や、アルツハイマー病、軽度認知障害の症状改善への有用性が報告されています。
血行への作用
  • 全身の血液循環や脳代謝を改善する作用があり、手足のしびれや冷え性の改善、脳梗塞の予防などに用いられます。
合併症への作用
  • 強力な抗酸化作用と末梢循環の促進により、糖尿病性網膜症や腎炎、神経障害、動脈硬化といった生活習慣病に伴う合併症の予防に期待が寄せられています。
その他の作用
  • 鎮咳、抗うつ、抗酸化、滋養強壮、アレルギー症状の緩和などが報告されています。

カフェインの有無

カフェインは含まれていません。

服用法

  • 摂取量(目安):
    • イチョウ葉エキスとして、日本では1日の通常摂取量が240mg以下と推奨されています。
    • サプリメントやお茶で摂取する場合は、アレルギー成分であるギンコール酸の含有量が5ppm以下に規格化された製品を選ぶことが推奨されます。
    • ギンナン(種子)は、咳に対して炒ったり茹でたりしたものを10粒ほど食べると効果が期待できますが、子供は中毒リスクを避けるため1日5粒程度にとどめるよう注意喚起されています。

副作用

  • 主な副作用として、頭痛、胃のむかつき、めまい、動悸、便秘、アレルギー性の皮膚反応が報告されています。
  • ギンナン(種子)の肉質化した外種皮には、アレルギー成分であるギンコール酸が含まれており、ウルシにアレルギーがある人は**アレルギー性皮膚炎(かぶれ)**の交叉反応を起こす可能性があります。
  • ギンナン(種子)の過剰摂取は、数時間以内に嘔吐、下痢、痙攣などの中毒症状を引き起こす可能性があります。これは、含有される有毒成分(4-O-メチルピリドキシン)がビタミンB6の働きを阻害し、欠乏症を引き起こすためです。特に小児は注意が必要です。

安全性

  • 適量のイチョウ葉エキスはほとんどの人にとって安全と考えられていますが、出血リスクを高める可能性があるため、出血傾向がある場合は注意が必要です。
  • 妊娠中の摂取は安全でない可能性があり、分娩時の過剰出血を引き起こす恐れがあります。授乳中の安全性については不明です。
  • 生または煎っただけの種子、および加工していない葉は、有毒物質を含むため摂取は危険です。
  • げっ歯類を用いた研究では、肝臓がんおよび甲状腺がんのリスクを高める可能性が示されていますが、これが人に当てはまるかは不明です。

相互作用

  • 抗凝固薬(ワルファリンなど)や抗血小板薬(アスピリン、クロピドグレルなど)と併用すると、作用を増強し出血傾向が強くなる可能性があります。
  • **非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)**と頻繁に相互作用することが報告されています。
  • プロトンポンプ阻害薬(オメプラゾールなど)との併用は、軽度ながら相互作用が報告されており、市販薬も増えていることから注意が必要です。
  • P糖タンパク質基質の医薬品(タリノロール、アトルバスタチンなど)と長期的に併用すると、その体内動態に影響を与える可能性があります。
  • アルツハイマー型認知症の治療薬(アセチルコリンエステラーゼ阻害薬)と併用すると、有害作用が生じる可能性があります。

その他

  • 歴史:
    • 生きた化石」と呼ばれる植物で、約2億7000万年前(古生代末期ペルム紀)に地球上に出現しました。ジュラ紀に最も繁栄しましたが、恐竜を絶滅させた大量絶滅期を乗り越えた唯一の現存種です。
  • 特徴:
    • 植物でありながら精子で繁殖するという特徴を持ちます。これは1896年に日本の研究者である平瀬作五郎氏が、小石川植物園のイチョウの木で世界で初めて発見したものです。
    • 葉の含水率が高く、精油成分が少ないため、火災の延焼を防ぐ「防火樹」として神社仏閣や街路樹に利用されてきました。
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