フィーバーフューとは?効果効能などの基本情報

ハーブ

フィーバーフュー

夏白菊(ナツシロギク)

学名

Tanacetum parthenium (Chrysanthemum parthenium, Matricaria parthenium)

英名

Feverfew (Bachelor’s buttons, Featherfew, Wild Chamomile)

科名

キク科(学名: Asteraceae / Compositae

使用部位

葉、花

花言葉

「鎮静」「集う喜び」

忙しい人向け ステータス表

総合評価

項目スコア評価の理由
薬理活性★★★★☆主成分パルテノライドによる明確な鎮痛・抗炎症。
汎用性★★☆☆☆独特の苦味があり、主にサプリや薬用として利用。
安全性★★☆☆☆妊娠中・授乳中は禁忌。生葉は口内炎のリスクあり。
即効性★★☆☆☆片頭痛の予防には数週間の継続摂取が一般的。
入手性★★★☆☆ハーブ専門店やネット通販での購入が主流。

固有効果

項目スコア評価の理由
片頭痛の予防・緩和★★★★★セロトニン放出を抑え、頻度や重症度を軽減。
炎症・痛みの緩和★★★☆☆リウマチ等に伝統的に使われるが、科学的根拠は限定的。
アレルギー緩和★★★★☆天然の抗ヒスタミン薬としてアレルギー症状を抑制。
消化促進作用★★★☆☆苦味成分が胃液分泌を促し、消化不良を改善。
女性特有の不調緩和★★★☆☆通経作用により生理不順や痛みのケアに役立つ。

評価スコアやランクについて…このステータス表は、専門機関のデータベース(厚生労働省eJIMや国立健康・栄養研究所など)の情報を基に、僕個人の使用感や視点を加えて作成したものです。効果の感じ方には個人差がありますので、あくまで目安としてお楽しみください。

主な効果・効能

片頭痛の予防・緩和
  • 脳血管の収縮に関わるセロトニンの過剰な分泌を抑えることで、片頭痛の頻度や重症度を軽減します。吐き気や光過敏といった付随する症状の緩和にも役立つとされています。
炎症や痛みの緩和(リウマチ、関節炎など)
  • 炎症の原因物質であるプロスタグランジンの生成を抑制する強力な抗炎症作用を持ち、リウマチや関節炎に伴う痛みを和らげるために伝統的に用いられてきました。ただし、片頭痛に対する有効性の科学的根拠に比べ、関節リウマチの症状に対する効果は限定的であるとの報告もあります。
アレルギー症状の緩和(花粉症、喘息など)
  • アレルギー反応を引き起こすヒスタミンの放出を抑える働きから、「天然の抗ヒスタミン薬」とも呼ばれます。花粉症や喘息などのアレルギー症状の緩和に有用です。
消化促進作用
  • 特有の苦味成分が唾液や胃液の分泌を促し、消化を助けることで、消化不良や胃もたれといった不調を改善します。
女性特有の不調の緩和(生理不順、生理痛など)
  • 通経作用があり、滞った月経を促すことで生理不順を整えたり、生理痛を和らげたりする効果が期待されます。

カフェインの有無

  • カフェインは含まれていません。

服用法

  • サプリメント
    • 標準的な成人の摂取量は、有効成分パルテノリドを0.2〜0.4%含有するサプリメントを1回100〜300mg、1日に1〜4回が目安とされています。
  • ハーブティー
    • 葉や花に適量の熱湯を注ぎ、3分ほど蒸らして抽出します。特有の苦味があるため、ミントやレモングラスとブレンドしたり、はちみつを加えたりすると飲みやすくなります。
  • その他
    • アルコールで成分を抽出したチンキ剤は、内服および外用で利用されます。関節炎の緩和を目的として内服する場合、1:1の流エキス剤で60~120滴、あるいは1:5のチンキ剤を1日2回摂取するという用法が報告されています。外用としては、シミやソバカスを緩和する化粧品や虫除けスプレーとしても利用されます。乾燥させた葉は、衣類の虫よけとしても役立ちます。

副作用

  • 口腔内の症状
    • 生の葉を直接噛んだ場合に、口内炎や口の中の炎症を引き起こすことがあります。
  • 消化器系の不調
    • まれに吐き気、腹部膨満感、胃腸の不快感などの消化器症状が起こることがあります。
  • アレルギー反応
    • キク科アレルギーを持つ方が摂取した場合や、皮膚へ局所使用した場合に皮膚炎を起こすことがあります。また、経口摂取によっても、まれに発疹などのアレルギー反応が生じることがあります。

安全性

  • 妊娠中の使用
    • 子宮収縮を促す可能性があるため、妊娠中の方は使用を避けてください。
  • 授乳中、幼児、子供の使用
    • 授乳中における安全性は十分に確認されていません。また、2歳未満の幼児や子供への使用は推奨されていません。
  • キク科アレルギーを持つ人の使用
    • ブタクサやカモミールなど、キク科の植物にアレルギーがある方は、交差反応を起こす可能性があるため使用を避けてください。
  • 長期摂取に関する注意
    • 長期的な継続使用に関する安全性のデータは十分ではないため、自己判断での長期摂取は避けることが賢明です。

相互作用

  • 抗凝固薬
    • 血液をサラサラにする作用(抗血栓作用)が報告されているため、アスピリンやワルファリンといった抗凝固薬との併用には注意が必要です。リスクを考慮し併用する場合は、必ず医師や専門家に相談してください。
  • 片頭痛治療薬
    • すでに片頭痛の治療薬を服用している方が併用を検討する際は、事前に医師や専門家に相談することが推奨されます。

その他

  • 名前の由来
    • 英名の「Feverfew」は、ラテン語で「解熱」を意味する「febrifugia」に由来し、その名の通り古くから解熱剤として用いられてきました。
  • 歴史的な呼称
    • その鎮痛・消炎作用から、「中世のアスピリン」や「18世紀のアスピリン」という名で知られていました。
  • 古代からの使用実績
    • 古代ギリシャの時代から炎症、頭痛、発熱、婦人科系の不調に用いられてきた歴史があり、パルテノン神殿から落下した人をこのハーブが救ったという伝説も残されています。1世紀の医師ディオスコリデスも、抗炎症剤として記録に残しています。
  • その他の別名
    • アレルギー症状を緩和する働きから、「天然の抗ヒスタミン薬」という別名も持っています。
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