ネトルとは?効果効能などの基本情報

ハーブ

ネトル

セイヨウイラクサ 刺草(イラクサ) 蕁麻(ジンマ)

学名

Urtica dioica

英名:

Nettle, Stinging Nettle

科名

イラクサ科

使用部位

葉、根

花言葉

「残酷さ」「根拠のない噂」

忙しい人向け ステータス表

総合評価

項目スコア評価の理由
薬理活性★★★★☆抗ヒスタミンや利尿作用が明確。
汎用性★★★★☆ティー、料理、外用クリームと多彩。
安全性★★★★☆比較的安全だが、心不全・腎不全は注意。
即効性★★★☆☆花粉症対策などはシーズン前からが理想。
入手性★★★★☆専門店やネットで手軽に購入可能。

固有効果

項目スコア評価の理由
アレルギー緩和★★★★★ヒスタミン抑制で花粉症等の強い味方。
関節痛の軽減★★★★☆抗炎症作用で痛みのケアをサポート。
デトックス・浄化★★★★★利尿作用で尿酸や老廃物の排出を促進。
貧血の予防★★★★☆鉄分とビタミンCの理想的な組み合わせ。
前立腺症状の改善★★★★☆根の成分が排尿トラブルを和らげる。
美容効果(髪・爪)★★★☆☆ケイ素が結合組織を強化し質を高める。

評価スコアやランクについて…このステータス表は、専門機関のデータベース(厚生労働省eJIMや国立健康・栄養研究所など)の情報を基に、僕個人の使用感や視点を加えて作成したものです。効果の感じ方には個人差がありますので、あくまで目安としてお楽しみください。

主な効果・効能

アレルギー症状の緩和:
  • 抗ヒスタミン作用や抗アレルギー作用を持ち、ヒスタミンの過剰な放出を抑えることで、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を和らげる効果が期待されます。
関節痛の軽減:
  • 抗炎症作用により、変形性関節症やリウマチなどの痛みを軽減します。研究では鎮痛薬の必要性を低下させることが示されており、ハーブティーとしての経口摂取、またはエキスを含むクリームを患部に塗布する方法で用いられます。
デトックスと血液浄化:
  • 優れた利尿作用があり、体内の老廃物や尿酸、余分な水分の排出を促進します。これにより、血液を浄化し、体質改善をサポートします。
貧血の予防:
  • 造血を助ける鉄分と、その吸収率を高めるビタミンCを豊富に含んでいます。この組み合わせにより、効率的に鉄分を補給し、貧血の予防に役立ちます。
前立腺肥大の症状改善:
  • 根の部分に含まれるβ-シトステロールなどの成分が、良性の前立腺肥大に伴う頻尿や排尿困難といった症状の軽減に有効とされています。
美容効果:
  • 豊富に含まれるケイ素が、コラーゲンやエラスチンといった結合組織の構造を強化します。これにより、爪を丈夫にしたり、髪の質を改善したりする効果が期待できます。

カフェインの有無

  • カフェインは含まれていません。クセが少なく、緑茶やお抹茶のような風味で、時間帯を問わず安心して楽しむことができます。

服用法

  • ハーブティー: 乾燥葉ティースプーン山盛り3~4杯(約4g)に熱湯150mlを注ぎ、蓋をして10分間抽出したものを1日3回服用します。
  • アレルギー対策: 凍結乾燥させた葉のカプセルを1回300mg、1日2回服用する例が報告されています。
  • 前立腺肥大対策: 根のエキスを1回120mg、1日3回(合計360mg)服用する例があります。
  • 外用: 変形性関節炎の痛みに対し、ネトルを13.33%含有するクリームを患部に塗布する方法が用いられます。

副作用

  • 経口摂取: まれに胃のむかつきや発汗を引き起こす可能性があります。
  • 皮膚への塗布: 外用クリームなどを使用した場合、皮膚に炎症を起こす可能性があります。
  • 生の葉への接触: 葉や茎にある刺毛に触れると、ヒスタミンやアセチルコリン、セロトニン、蟻酸(ギ酸)といった刺激性の化学物質が注入され、痛み、発赤、かゆみを伴う炎症(蕁麻疹)を引き起こします。

安全性

  • 基本的な安全性: 「メディカルハーブ安全性ハンドブック」において、一般的な安全性が「クラス1(適切な使用において安全)」、医薬品との相互作用が「クラスA(相互作用が予測されない)」に分類されており、安全性の高いハーブとされています。
  • 妊娠中・授乳中: 妊娠中の服用は子宮収縮を刺激し、流産を引き起こす可能性があるため安全ではありません。授乳中の安全性も不明なため、使用は避けるべきです。
  • 持病のある方: 血糖値や血圧を下げる可能性があるため、糖尿病や低血圧の方は使用前に医師に相談してください。腎臓に問題がある場合も同様に専門家への相談が必要です。

相互作用

  • リチウム: 利尿作用があるため、体内のリチウムの排出を妨げ、濃度を高めてしまうことで深刻な副作用を引き起こす可能性があります。
  • 糖尿病薬: 血糖値を下げる作用があるため、糖尿病の治療薬と併用すると血糖値が下がりすぎ、低血糖を招く恐れがあります。
  • 降圧剤: 血圧を下げる作用があるため、降圧剤と併用するとその効果を強め、血圧が下がりすぎる可能性があります。
  • 鎮静剤(中枢神経抑制剤): 眠気を引き起こす可能性があるため、鎮静作用のある医薬品と併用すると、眠気が増強されることがあります。
  • ワルファリン: 血液凝固に関わるビタミンKを多く含むため、抗凝固薬であるワルファリンの効果を弱める可能性があります。

その他

  • 栄養価: ビタミン、ミネラル(鉄、カルシウム、ケイ素など)、葉酸、クロロフィル(葉緑素)などを非常に豊富に含み、「天然のマルチビタミン」とも呼ばれています。
  • 歴史的な利用: 古代から食用や薬用(リウマチ治療など)に利用されてきました。また、その丈夫な繊維は布や紙の原料とされ、第一次世界大戦中には綿の不足を補うためにドイツ軍の軍服の素材としても使われました。
  • 味と香り: ハーブティーはクセが少なく、緑茶やお抹茶に似た風味を持ちます。そのため、和菓子との相性も良いとされています。
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