あなたの「冷え」、見過ごしていませんか?
「季節を問わず手足が冷たい」「なんだかいつも体がだるい…」 もし、こんな悩みに心当たりがあるなら、それは体からの大切なサインかもしれません。その不調の原因は、もしかしたら「冷え」にあるかもしれません。
「温活」とは、体を温めて基礎体温を上げ、体調不良を改善する活動のことです。
このノートは、あなたが温活の第一歩を踏み出し、ポカポカな毎日を手に入れるためのガイドです。一緒に、冷え知らずの心地よい体を目指しましょう~
なぜ「冷え」は良くないの?〜体からの大切なサイン〜
昔から「冷えは万病のもと」と言われるように、体の冷えはさまざまな不調を引き起こす可能性があります。体温が低い状態が続くと血行が悪くなり、代謝も落ちてしまうため、私たちの心と体に影響を及ぼすのです。
具体的には、以下のようなサインとして現れることがあります。
- 肌荒れ、くすみ:血行不良は新陳代謝を低下させます。すると、肌のターンオーバーが滞ってしまい、老廃物も排出されにくくなるため、くすみや肌荒れの原因につながることがあります。
- 慢性的な疲労、不眠:体温調節に余計なエネルギーを使ってしまったり、手足が冷えて寝つきが悪くなったりと、質の良い休息を妨げる原因になります。
- 肩こり、腰痛:体が冷えると筋肉がこわばって緊張し、血流が滞りがちに。その結果、肩や腰に痛みを感じやすくなります。
- 生理不順:特に骨盤周りの血行が悪くなることで、生理不順や生理痛といった女性特有の悩みを引き起こしやすくなります。
特に女性は、男性に比べて冷えやすいと言われています。その主な理由は2つです。
- 筋肉量の少なさ:熱を生み出す主要な器官である筋肉が、男性に比べて少ないため、体内で作られる熱の量も少なくなります。
- 血管の細さ:一般的に血管が細いため血流が滞りやすく、心臓から遠い手足の末端まで温かい血液が届きにくくなる傾向があります。
では、具体的にどうすれば体を温められるのでしょうか?毎日の生活で簡単にできる3つの基本をご紹介します。
温活の三本柱-今日からできる3つの習慣-
温活は特別なことではありません。日々の「食事」「運動」「生活習慣」を少し見直すだけで、誰でも始めることができます。
食事で内側から温める
食事で体を温めるための基本はとてもシンプル。体を内側から温める食材を中心に、体を冷やす作用のあるものは少しだけ意識して選ぶ、ということです。
漢方の考え方では、食材は体を温めたり冷やしたりする性質によって「温・熱・平・涼・寒」の5つ(五性)に分けられます。温活では、体をじんわり温める「温性」や、しっかり温める「熱性」の食材を積極的に取り入れるのがポイントです。スーパーでの買い物やメニュー選びの際に、ぜひ参考にしてみてください。
| 温活におすすめの食材 (体を温める) | 控えたいNG食材 (体を冷やす) |
| 根菜類 (ごぼう、にんじん、れんこん) | 夏野菜 (トマト、きゅうり、なす) |
| 香辛料・香味野菜 (しょうが、にんにく、唐辛子) | 南国のフルーツ (バナナ、パイナップル) |
| 発酵食品 (味噌、納豆、キムチ) | 冷たい飲み物・アイス |
| たんぱく質 (鶏肉、魚、卵、大豆製品) | カフェインを含む飲み物(コーヒー) |
体を冷やす性質の食材も、調理法次第で性質を変えられる。スープや煮込み料理のように加熱することで、体を冷やす作用が和らぐため、工夫次第で美味しく楽しめる。
さらに、体を温める効果が期待できる栄養素を意識して摂るのもおすすめです。
- ビタミンE
- 主な働き:血管を広げて血液の循環をサポートします。
- 多く含まれる食材:アーモンド、ピーナッツ、うなぎ、モロヘイヤなど。
- ビタミンC
- 主な働き:血液の材料となる鉄の吸収を助け、血行促進に役立ちます。
- 多く含まれる食材:ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー、柿など。
- ポリフェノール
- 主な働き:血液の循環を改善する働きがあります。特に柑橘類に含まれる「ヘスペリジン」は末端の血管を強くする効果が期待できます。
- 多く含まれる食材:みかん、レモンなどの柑橘類、さくらんぼなど。
運動で熱をつくる
運動が温活に重要な理由は、筋肉が体の熱の約4割を産生する、自分だけの「カイロ」のようなものだからです。筋肉量が増えれば基礎代謝が上がり、自然と熱を生み出しやすい体になります。
まずは毎日に動きをプラスすることから
ハードなトレーニングは必要ありません。「一駅分歩いてみる」「エスカレーターを階段に変える」など、日常の活動量を少し増やすことから始めてみましょう。大切なのは、無理なく続けることです。
下半身を意識して効率アップ
体全体の筋肉の約70%は下半身に集中しています。そのため、スクワットなどの簡単な筋トレで下半身を鍛えるのは、非常に効率的な温活です。お家でできることから試してみましょう。
毎日の工夫で温め効果アップ
食事や運動に加えて、日々のちょっとした工夫で温め効果はさらに高まります。
1.シャワーだけで済ませない
シャワーだけでなく、ゆっくりと湯船に浸かる習慣をつけましょう。全身の血行が良くなるだけでなく、体温調節を司る自律神経のバランスを整え、リラックス効果から睡眠の質を高めることにもつながります。
2.「3つの首」を温める
温活ファッションのポイントは、「首」「手首」「足首」の3つの首を冷やさないことです。これらの部位は皮膚が薄く、太い血管が通っているため、ここを温めることで効率よく全身に温かい血液を巡らせることができます。ストール、アームウォーマー、レッグウォーマーなどのアイテムを上手に活用しましょう。
3.温活グッズを活用する
腹巻きやインナー、湯たんぽといった温活グッズは、体を外側からサポートしてくれる心強い味方です。特に、お腹や腰回りを温めることは内臓の冷えを防ぐのに効果的です。
たくさんの方法がありますが、まずは一つでも「気持ちいいな」と感じるものから試すことが大切です。
まずはここから!「はじめの一週間」チャレンジリスト
あなたの生活に温かい習慣をそっと取り入れるための、簡単な1週間チャレンジプランを立ててみると続けやすいかもしれません。目標が完璧である必要はありません。下のような簡単なことから取り組んでみましょう。
- 月曜日: 冷たい飲み物を一杯、白湯か温かいお茶に変えてみる。
- 火曜日: 夕食の味噌汁に、体を温める根菜(にんじんやごぼう)を追加する。
- 水曜日: いつもより5分長く湯船に浸かってみる。
- 木曜日: エレベーターの代わりに階段を一段でも使ってみる。
- 金曜日: 外出時に一枚ストールを巻いて、首を冷えから守る。
- 土曜日: 食事に納豆やキムチなどの発酵食品を取り入れる。
- 日曜日: 寝る前に軽いストレッチをして血行を促す。
あなたのペースで、心地よい毎日を
温活は、一度にすべてを完璧に行う必要はありません。大切なのは、あなたのペースで、無理なく続けられること。自分が続けられると思ったことを取り入れましょう。日々の小さな積み重ねが、冷えにくい健やかな体をつくっていきます。
体がほっとするような温活習慣をゆる~く続けて、内側から健やかな毎日を過ごしましょう。

