カレンデュラとは?効果効能などの基本情報

ハーブ

カレンデュラ

キンセンカ(金盞花)、ポットマリーゴールド

学名

Calendula officinalis L.

英名

Pot Marigold, Common Marigold, Mary’s gold, Marigold

科名

キク科 (Asteraceae)

使用部位

花、花弁、葉、根

花言葉

「慈愛」

忙しい人向け ステータス表

総合評価

項目スコア評価の理由
薬理活性★★★★☆カロテノイドやフラボノイドによる強力な修復・抗炎症。
汎用性★★★★★浸出油(オイル)、クリーム、バーム、ティー、入浴剤と万能。
安全性★★★★☆非常に優しいが、キク科アレルギーがある方は注意。
即効性★★★★☆傷口の保護や炎症の鎮静など、外用でのレスキュー力は高い。
入手性★★★★☆観賞用(マリーゴールド)と混同注意だが、ハーブ用は入手容易。

固有効果

項目スコア評価の理由
皮膚・粘膜の修復★★★★★傷、火傷、潰瘍などの治癒を劇的にサポートする「皮膚の守護神」。
抗炎症作用★★★★★赤みや腫れを鎮め、放射線皮膚炎のケアでも注目される鎮静力。
抗菌・抗真菌・抗ウイルス★★★★☆皮膚感染症やカンジダ等のトラブルを抑え、清潔を保つ。
消化器・粘膜保護★★★★☆ティーとして飲用し、胃潰瘍や喉の粘膜を優しくケア。
巡り・デトックス★★★☆☆リンパ系を穏やかに刺激し、発汗や月経の巡りをサポート。

評価スコアやランクについて…このステータス表は、専門機関のデータベース(厚生労働省eJIMや国立健康・栄養研究所など)の情報を基に、僕個人の使用感や視点を加えて作成したものです。効果の感じ方には個人差がありますので、あくまで目安としてお楽しみください。

主な効果・効能

皮膚・粘膜の保護と修復
  • 擦り傷、軽い火傷、切り傷などの治癒プロセスをサポートし、健やかな肌へと導きます。
  • 湿疹、おむつかぶれ、日焼け後のほてり、虫刺されといった日常的な皮膚の炎症を和らげ、不快感を軽減します。
  • 口内炎や喉の痛み(咽頭炎)など、デリケートな口腔・咽喉の粘膜を保護します。また、近年の研究では、静脈性下肢潰瘍や糖尿病性足潰瘍、会陰切開後の痛みなど、治癒をサポートする目的での有用性も注目されています。
抗炎症作用
  • 皮膚や粘膜に生じた炎症を鎮め、赤みや腫れを穏やかにする働きがあります。
  • 歯磨き粉やマウスウォッシュに配合され、歯肉の炎症ケアに役立てられるほか、放射線治療による皮膚炎の予防ケアとしても研究されています。
抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用
  • さまざまな細菌、ウイルス、真菌(カビ)の活動を抑える性質が報告されています。
  • この働きにより、軽度の皮膚感染症の予防や、膣カンジダ症に対するセルフケアとして利用されることがあります。
内服による効果
  • ハーブティーとして飲むことで、胃潰瘍や胃食道逆流症(GERD)といった消化器系の不調を和らげ、消化を助ける働きが期待されます。
  • 月経を促す作用や、体内の巡りをサポートするリンパ系の働きを穏やかに刺激すると言われています。
  • 発汗を促すことで、熱を下げやすくする手助けをします。

カフェインの有無

  • カフェインは含まれていません。

服用法

  • 外用: クリーム、軟膏、ローション、湿布などの形態で、皮膚のトラブルが気になる箇所に直接塗布します。オイルに花びらを浸け込んで作る浸出油(インフューズドオイル)も人気です。
  • 内服: ハーブティーとして花びらを煎じるのが最も手軽な方法です。チンキ剤やカプセルの形で摂取することもあります。
  • 食用: 生の花弁はサラダの彩りに、乾燥させた花弁はスープや米料理に加えることで、美しい黄金色を添えることができます。古くから高価なサフランの代用品として「貧乏人のサフラン」という愛称で親しまれてきました。

副作用

  • キク科の植物(カモミール、ブタクサ、デイジーなど)にアレルギーを持つ方は、接触皮膚炎などのアレルギー反応を引き起こす可能性があります。

安全性

カレンデュラは安全性の高いハーブとされていますが、以下の点にご注意ください。

  • 月経を促す作用が示唆されているため、妊娠中の方の内服は避けるべきです。
  • 授乳中の安全性に関する十分なデータはありません。使用を希望する場合は、事前に医師や専門家に相談してください。
  • キク科植物にアレルギーがある方は、使用を避けてください。

相互作用

  • 鎮静作用のある薬との併用: カレンデュラには鎮静作用がある可能性が指摘されています。そのため、鎮静薬や抗不安薬(例:睡眠導入剤など)と併用すると、作用が強まり、過度の眠気を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。
  • 手術前の中止: 広く普及している一般的な予防措置として、手術を予定されている方は、麻酔薬との相互作用を防ぐため、手術の少なくとも2週間前に摂取を控えることが推奨されています。

その他

  • 属名のCalendulaは、ラテン語で「各月の初日」を意味するkalendaeに由来します。これは、カレンデュラがほぼ一年を通して、月の初めにはいつも咲いているように見えるほど開花期間が長いことにちなんでいると言われています。
  • その鮮やかな色素は、古くからバターやチーズなどの食品や、布地を染めるための天然の着色料としても重宝されていました。
  • 一般的に「マリーゴールド」として知られる観賞用の花(Tagetes属)は、カレンデュラとは異なる植物です。薬用や食用を目的とする場合は、学名がCalendula officinalisであることを確認し、混同しないよう注意が必要です。
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