お茶の成分「テアニン」:心と体を整えるリラックスの科学

栄養素

【今回の栄養素:テアニン】

  • 有効成分: L-テアニン。お茶の「旨味」成分であり、アミノ酸の一種。
  • 温活・美容メリット: 血管を広げ、手足の末端を温める。質の良い睡眠をサポートし、肌の再生(ターンオーバー)を促す。
  • ポイント: 日光を遮る伝統的な栽培法(被覆栽培)によって、植物のエネルギーを閉じ込めた「天然のリラックス剤」です。

お茶を飲んで「ホッ」とするのには、科学的な理由があった

コーヒーのシャキッはカフェインの力ですが、お茶を飲んだ時のあの「ふぅ……」という深い安らぎ。その正体がテアニンです。 単なる味の成分ではなく、脳に直接届いて「天然のリラックススイッチ」を押してくれる、驚くべき成分なんです。

テアニンの正体:日光を遮って守られる「旨味」

テアニンはお茶の「甘み」や「コク」の正体ですが、実はとても繊細。お茶の葉が日光を浴びると、テアニンは渋み成分の「カテキン」に変化してしまいます。 だからこそ、高級な抹茶や玉露は、収穫前に黒い布で日光を遮り、テアニンを大切に守り抜いて作られます。

僕

僕はよく抹茶を飲みたくなるのだけど、テアニン自体に依存性はないらしい。多分だけど、脳がリラックスできる心地よさを覚えたから、リラックスしたいときにサインを送っているかも?

テアニンが持つ「驚くべきパワー」

リラックス以外にも、温活や女性の悩みへのメリットが多彩です。

  1. 「冷え性」を和らげる: 脳がリラックスすると、緊張していた血管がフワッと緩みます。すると血液が手足の先まで流れ込み、皮膚温度が上がりやすくなります。
  2. 睡眠の質を高め、女性の不調を支える: 脳の興奮(ストレスアラーム)を鎮めてくれるので、中途覚醒を防いで目覚めをスッキリさせてくれます。PMS(月経前症候群)や更年期のイライラを緩和する効果も期待されています。
  3. 「穏やかな集中力」を保つ: カフェインによる「焦り」をテアニンがなだめてくれるので、落ち着いて作業したい時に最適です。

脳の門番を通り抜ける「特別パス」

  • 私たちの脳には、有害物質を入れないための厳しい門番「血液脳関門」がありますが、テアニンはこの門を特別パスで通り抜けられる数少ない成分です。 脳に入ったテアニンは、不安や興奮を煽るグルタミン酸の席に先回りして座ってしまいます。これで脳がストレスでパニックになるのを防いでくれるんです。

取り入れるための実践ガイド

  • 温度が肝心: テアニンを贅沢に味わうなら、60〜70℃のぬるめのお湯が鉄則。熱湯だと渋みが出すぎて、テアニンの甘みが隠れてしまいます。
  • サプリメントと自然のバランス: しっかり効果を実感したいならサプリも有効ですが、デメリットとして降圧剤(血圧の薬)を飲んでいる方は、血圧が下がりすぎてしまう理論上のリスクがあります。必ず主治医に相談してくださいね。
  • 僕のおすすめ: 寝る前にお茶を飲むとカフェインが気になるので、僕は夜は低カフェイン茶やテアニン入りのサプリ。日中は抹茶と使い分けています。

まとめ

テアニンは、自然がくれた飲む処方箋のようなもの。 忙しい時こそ、あえてぬるめのお湯でお茶を淹れる。その待ち時間も含めて、体と心のリカバリーに繋がっていくのだと僕は思います。

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